
(画像:松尾産業)
松尾産業とキグナス石油は4月10日、系統用蓄電所を共同運営する合弁会社M&K Energyの設立で合意し、4月9日に調印式を行ったと発表した。
両社の協業による第1号案件として、M&K Energyは群馬県邑楽郡において、出力約2MW/8MWhの「館林蓄電所」を開発し、運用する。同蓄電所は、Gotion製の蓄電池を採用し、2026年5月の運転開始を予定している。
両社は合弁会社を通じて、需給調整市場の運用ノウハウを蓄積するとともに、将来的な事業拡大に向けた収益モデル確立を目指すとしている。本取り組みを起点として、松尾産業の技術力とキグナス石油の事業基盤および顧客ネットワークを活用し、将来的な事業展開に向けた連携を推進する方針だ。
松尾産業は、大阪市に本社を置き、自動車部品などを扱う商社である。2025年11月に、蓄電所の開発と運営を行う完全子会社の松尾エナジーを設立し、自社および第三者向けの系統用蓄電所案件の開発および運営に参入する方針を表明している。その後、富山県でサービスステーション(ガソリンスタンド)などを運営するSHIMARS向けに、2MW/8MWh規模の系統用蓄電所の開発を担当したほか、岡山県でも非公表の事業者向けに同規模の案件を手掛けている。
SHIMARSと同様にサービスステーション事業を手掛けるキグナス石油は、石油製品やLPガスなどの販売を行っている。キグナス石油は、三愛オブリとコスモエネルギーホールディングスの合弁会社であり、出資比率は80対20だ。また、コスモエネルギーホールディングスも2026年2月、系統用蓄電所事業へ参入し、新規案件の開発を進めている。