
(画像:Kingdom BESS Development)
系統用蓄電所への投資事業を手掛けるKingdom BESS Development(以下、Kingdom)は4月7日、岡山県美作市における出力29MW/87MWhの系統用蓄電所案件について、同社初となるプロジェクトファイナンス契約を締結したと発表した。
同契約では、三菱UFJ銀行が貸付人とリード・アレンジャーを務め、CATL製の蓄電池が採用される。
岡山県美作市の案件は、2023年度に実施された第1回長期脱炭素電源オークションにおいて、CATLが出資するCHC Japanが落札した案件とみられる。20年間にわたり設備容量を供給する。運転開始時期は非公表だが、同オークションで蓄電池案件を落札した場合、容量確保契約の締結から4年度以内の運転開始が求められる。
Kingdomは、日本国内で9件・合計479MW/1.5GWh規模の蓄電所案件を保有および運営している。中国エリアでは、美作市案件のほか1件を手掛けており、北海道で3件、東北で2件、北陸および九州で各1件の開発を進めている。これらはいずれも長期脱炭素電源オークションで落札された案件である。
電力広域的運営推進機関が公表した同オークション結果および各社の開示情報によると、Kingdomが関係している9件には岡山県の案件のほか、2024年度オークションで落札されたRisu Energy Development Holdingsの4件および自然電力が落札した1件が含まれるとみられる。
Kingdomはシンガポールに本社を構え、インフラ投資会社である米・Stonepeakが設立した系統用蓄電所の開発、投資、運営を行うプラットフォームである。日本法人として、2025年にKingdom BESS Development合同会社を設立した。