
日本卸電力取引所(JEPX)によると、4月6日~12日のシステムプライスの日平均は以下の通りであった。週平均は15.35円/kWhとなり、前週比では0.32円の下落となった。表の単位は、円/kWh。
| 4/6 (月) | 4/7 (火) | 4/8 (水) | 4/9 (木) | 4/10 (金) | 4/11 (土) | 4/12 (日) |
| 12.68 | 20.07 | 14.75 | 17.93 | 22.39 | 10.03 | 9.60 |
週内で最も高い日平均を記録した4月10日は、特定の時間帯での急騰はみられず、昼間の時間帯を中心に価格が底上げされる形で推移し、結果としてシステムプライスを押し上げた。当日は全国的に雨や曇天となり、太陽光の発電量が伸び悩んだことが影響したとみられる。JEPXが公表する入札カーブを見ると、晴天だった8日と比べ、曇天となった10日は昼間の時間帯における売り入札価格が上昇していたことが確認できる。
また、週を通じて平日(4月6日~4月10日)は、夕方の時間帯に高値が多くみられた。特に、17:30~19:30のシステムプライス平均は27.31円/kWhとなった。エリアプライスでは、4月7日の関西エリア18:00~18:30で37.54円/kWh、4月9日の東京エリア18:30~19:00で50円/kWhを記録するなど、価格がスパイクした時間帯もあった。これらは、日没に伴う太陽光発電の出力低下が価格に直接影響したと考えられる。
こうした週内の動きに加え、足元のスポット市場は前年同月と比較して全体的に高い水準で推移している。その背景の一つとして、2026年2月末から続いている中東情勢の緊迫化が挙げられる。これに伴い、アジアのLNGスポット価格は上昇傾向にあり、電力価格にも反映されているとの見方もある。燃料在庫については現時点では大きな懸念はみられないものの、情勢が長期化した場合には、JEPXスポット価格への影響が拡大する可能性があり、今後の動向が注目される。