東邦ガス、三重県で同社初の11.4MW/69.6MWh系統用蓄電所を運転開始、NAS電池を採用

2025年5月19日
津蓄電所には日本ガイシ製のNAS電池を採用した
(画像:東邦ガス)

東邦ガスは5月15日、三重県津市において同社初となる系統用蓄電所「津蓄電所」(11.4MW/69.6MWh)の運転を開始したと発表した。

蓄電所は東邦ガスが自ら充放電などの運用を行い、中部エリアにある同社保有の発電所の調整力として活用するほか、卸電力市場や需給調整市場、容量市場で電力取引を行う。

東邦ガスは2022年8月、同社保有の津LNGステーション跡地を活用して津蓄電所を建設する計画を発表していた。この事業は、経済産業省の2021年度補正予算「再生可能エネルギー導入加速化に向けた系統用蓄電池等導入支援事業」の採択を受けており、蓄電所の設計・設備・工事費の一部として約12.2億円の補助金が交付された。

蓄電池は、日本ガイシ製のNAS電池(ナトリウム硫黄電池)を採用。これは日本ガイシが世界で初めて実用化した大容量蓄電池で、リチウムイオン電池に比べて長寿命でエネルギー密度が高く、大規模な蓄電所に適している。

なお、東邦ガスは現時点で新たな系統用蓄電所の計画は公表していないが、2024年11月には大型蓄電池の製造と再エネサービスを手掛けるパワーエックスへの出資を発表しており、同分野への高い関心を示している。

一方、日本ガイシは2023年7月、サーラエナジーより69.6MWhのNAS電池を受注したことを発表。静岡県浜松市で建設予定の「サーラ浜松蓄電所」に導入される計画で、2026年の運転開始を予定している。

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