日本卸電力取引所(JEPX)によると、4月25日~5月1日のシステムプライスの週平均は13.12円/kWh、前週比-0.67円と2週連続の下落となった。

27日受渡分の東京エリアでは、9:30~10:00に50円/kWhを記録した。この価格水準は4月以降、夕方から夜間にかけて頻発していたが、朝の時間帯においては直近では4月2日以来となる。
端境期で需要が落ち着いているなか、需給が大きくひっ迫する状況は想定しづらく、大型火力発電所の計画外停止も確認されていない。当日は同エリアの広い範囲で雨が予想されており、太陽光の供給力が見込まれなかったことが影響しているとみられる。それに加え、高価格水準の買い入札の継続など、複数の要因が重なった可能性がある。一方、晴天が予想されていた九州エリアでは8:00~16:00にかけて0.01円/kWhを連続して記録した。

さらに翌日の28日には、東京エリアの18:30~19:00で64.28円/kWhと、前週の最高値を上回る水準を記録した。前後の時間帯でも50円/kWh台がみられるなど、同時間帯における価格スパイクの傾向が続いている。
翌週は5月2日から大型連休に入り、需要は一段と低下する見込みである。3〜4日は曇りや雨の予報だが、そのほかは全国的に晴天が見込まれている。なお、前年5月の大型連休では、全エリアで日中0.01円/kWhが連続し、九州エリアでは出力制御が頻発した。こうした傾向を踏まえると、今年も天候次第で最低価格を記録するコマが多発する可能性もある。