東北電力、GPIの既設113MW陸上風力「住田遠野風力発電事業」に出資参画

2025年4月22日
住田遠野風力発電所は、2023年5月に運転を開始している
(画像:GPI)

東北電力は4月16日、グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」)が岩手県遠野市および住田町で運転している「住田遠野風力発電事業」(出力:113.4MW)に出資参画したと発表した。出資比率などの詳細は現時点では公表されていない。

住田遠野風力発電所は、2023年4月に運転を開始しており、Vestas製の4.2MW風力タービンを27基設置。発電した電力は全量、東北電力ネットワークに売電している。

経済産業省によると、同発電所は2016年度にFIT(固定価格買取制度)の認定を受けており、当時の陸上風力(20kW以上)のFIT価格は22円/kWh。契約期間は2043年5月までの20年間である。また、同発電所は約99.8MWに出力制御して運転しているとみられる。

同事業はGPIのSPC(特別目的会社)であるグリーンパワー住田遠野が運営しており、GPIは同発電所のO&M(運用・保守)も担っている。東北電力が出資参画する以前は、GPIの完全子会社である、グリーンパワー・リニューアブル・ホールディングス2号を通じて、同事業を100%保有していた。

東北電力は、2030年代前半までに再エネ電源の導入容量を2GW超とする方針を掲げており、風力発電を中心とした事業開発を進めている。

一方のGPIは関連会社を含め、これまでにFITまたはFIP(フィード・イン・プレミアム)認定を受けた風力発電所を250MW以上稼働。現在も多数の新規案件を開発中で、JERA主導のコンソーシアムの一員として洋上風力第3ラウンドで落札した事業にも参画している。また、事業の拡大を見据え、今年初めには風力発電に特化した610億円規模の2号ファンドを組成し、事業拡大に向けた取り組みを進めている。

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