
(画像:清水建設)
明電舎の連結孫会社であるエムウインズ八竜は、秋田県で進める「八竜風力発電所」のリプレースに向けて、Vestas製風力タービンを発注した。本件は、デンマークのVestas Wind Systemsが6月22日に発表したものである。
発注したのは最大出力4.2MWの「V136」風力タービン7基で、設備容量は現在と同じ28MWである。納入は2028年第1四半期を予定しており、同年中の試運転開始を見込んでいる。また、Vestas Wind Systemsの日本法人ベスタス・ジャパンと10年間のO&M(運用・保守)契約を締結した。明電舎が2026年3月に発表した内容によると、運転開始時期は2029年4月。
対象となる八竜風力発電所は、2006年に運転開始した陸上風力発電所である。現在は、Senvion製の1.5MW風力タービン17基とSamsung製の2.5MW風力タービン1基の合計18基で構成されている。
「八竜風力発電所更新計画」は2023年に環境影響評価手続きを完了した。一方、明電舎は同年、資材・建設コストの上昇、再エネ需要の高まり、エネルギー価格の高騰などの環境変化により、FITの買取期間が満了する2027年1月まで着工を延期する方針を決定。
その後、2026年3月に改めて投資判断を行った結果、約110億円のリプレース投資を決定した。同社はカーボンニュートラル実現に向けた戦略的な脱炭素電源として活用することで、環境価値と企業価値の向上を実現するとしている。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同発電所は2012年度にFIT価格22円/kWhで認定を受けている。一方、今回のリプレース計画については、現時点でFIT/FIP認定を受けている記録は確認されていない。
このほか明電舎は、2003年に運転開始した3MW「銚子しおさい風力発電所」や、2010年に運転開始の石川県の20MW「輪島コミュニティウインドファーム」にも出資している。
訂正(2026年7月8日):運転開始を2028年中と報じましたが、正しくは試運転開始です。訂正してお詫びいたします。