
(画像:四国電力)
四国電力は4月14日、徳島県で稼働する石油火力の「阿南発電所」3号機を2026年6月頃に、香川県の石油およびコークス炉ガス混焼設備である「坂出発電所」3号機を2027年度下期に、それぞれ廃止すると発表した。いずれも出力は450MWで、設備の経年化や運転機会の減少などを理由に廃止を決定した。これにより、同社が稼働できる火力発電設備容量の約27%が一時的に削減される見込みである。
阿南発電所では、2019年に1・2号機、2023年に4号機がそれぞれ廃止されており、3号機が最後の設備となっていた。同3号機は1975年に運転を開始し、2026年1月から休止していた。
一方、坂出発電所には、1973年に運転開始した3号機のほか、LNGとコークス炉ガス混焼の4号機、さらに2010年および2016年に運転開始したLNG火力2基がある。コークス炉ガスは隣接するコークス製造工場から供給されてきたが、同工場からの供給も2027年度下期に停止する予定である。
四国電力が保有する主な火力発電所には、このほか「橘湾発電所」や「西条発電所」がある。今回の廃止により、同社で稼働できる火力発電設備容量は、3.28GWから2.3GWへ減少する見込みである。一方で、坂出発電所では、出力約600MWのLNG火力5号機の開発を進めており、2032年1月の運転開始を予定している。