
森ビルとケン・コーポレーションは5月22日、青森県むつ市および佐井村で計画する最大出力42MWの「(仮称)下北西部風力発電事業」について、環境影響評価準備書を経済産業省と関係行政機関に提出したと発表した。縦覧期間は5月22日~6月22日。両社にとって初の風力発電事業となる。
両社は約731haの敷地に4.5MW級の風力タービンを10基設置する計画だ。合計出力は、系統制約により42MWに制限される見込み。2028年5月に着工、2031年3月の営業運転開始を予定している。
同事業は、環境影響評価法に基づく規模区分で、出力37.5MW以上50MW以下の第2種事業に該当するため、「配慮書」の省略が可能である。2024年4月に「準備書」の前段階にあたる環境影響評価方法書を提出し、環境影響評価手続きを開始していた。
事業実施想定区域の周辺には、すでに複数の陸上風力が稼働している。電源開発の19.5MW「大間風力発電所」、さくら風力の1.7MW「佐井風力発電所」、市民風力発電おおまの1MW「大間市民風力発電所」などが挙げられる。
また、周辺では環境影響評価手続き中の事業も複数進行している。岡山建設の最大46.2MW「大間奥戸風力発電事業」は2024年11月、ユーラスエナジーホールディングスの84MW「佐藤ヶ平風力発電事業」は2026年1月に同段階へ移行した。
不動産を主力とする森ビルとケン・コーポレーションは、これまで太陽光発電事業への投資も実施してきた。森ビルは、営農型太陽光発電所6件・計12MWを開発。また、グループ内PPA向けに、蓄電池併設型太陽光発電所3件・計7.2MWの開発も進めている。2026年3月には、そのうちの1ヵ所が栃木県栃木市西方町で運転を開始した。
一方、ケン・コーポレーションは、2015年から2018年にかけて運転を開始した太陽光発電所8ヵ所・計69.6MWを保有している。