多摩川エナジー、福岡県みやま市の2MW/8MWh系統用蓄電所の取得を決定、系統用蓄電所事業を加速へ

2026年5月27日
多摩川エナジーは2026年8月の引き渡しを計画
(画像:多摩川エナジー)

多摩川ホールディングスは5月25日、子会社の多摩川エナジーが、福岡県みやま市の2MW/8MWhの系統用蓄電所を、自己資金約6億8,400万円で取得を正式決定したと発表した。

取得先は、太陽光発電と蓄電池システムのEPC(設計・調達・建設)やO&M(運用・保守)を手掛ける、名古屋市を拠点とするビッグ・インテックである。

同案件はすでに建設を完了し、2026年7月の系統連系を予定している。引き渡しは2026年8月31日の予定。多摩川エナジーはできるだけ早期に、同設備による需給調整市場への参入を目指している。

多摩川ホールディングスは、「系統用蓄電所事業は、内部収益率(IRR)10%以上が期待できるため、今回の取得により、2027年10月期の早い段階から収益化が視野に入る」と説明した。また、同グループでは、再エネ事業の目標である2030年10月期の売上高11億円・経常利益1億円の達成を、2025年12月公表の中期経営計画で掲げていた。今回の案件により、この目標を1年以上前倒しで達成できる見通しだとしている。

多摩川エナジーは、2025年4月に系統用蓄電所事業への参入検討を発表。同年9月にはグリーンエナジー・プラスと10件の蓄電所開発で提携した。翌月には、その第1号案件として鹿児島県霧島市の2MW/8MWh系統用蓄電所を1億2000万円で取得する契約を締結。さらに、運転開始までに約5億7000万円を追加投資する計画を明らかにしていた。なお、同案件の運転開始時期は公表していない。

多摩川ホールディングスグループは、これまでに太陽光、小型風力、地熱、小水力など累計400件超・約61MWの発電所を開発してきた。現在も109件・計5.8MWの発電所を保有している。

電力市場に関わる最新のニュースをメールで毎週受け取りたい方は、ぜひエネハブのニュースレター(無料)にご登録ください。

系統用蓄電所トラッカー

国内で公表されている500件以上の系統用蓄電所プロジェクトに関するデータにアクセスできるトラッカーサービス。各案件の事業者、アグリゲーターなどのステークホルダーや設備の詳細情報など、実務に役立つ情報をご覧いただけます。

コーポレートPPAトラッカー

国内で公表されている800件以上のコーポレートPPA契約をデータベース化し、発電事業者、小売電気事業者、需要家などの情報をまとめ、契約単位毎に詳しい情報にアクセスできるようにサービスをご提供します。

その他の電力市場最新ニュース

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

月次レポート

電力市場&市場トラッカーのサンプル(過去号の完全版)をご希望の方は以下のフォームよりお知らせください。メールでお届けします。