
小規模ながら安定的に再エネ供給を行う(画像:中部電力)
中部電力は5月7日、岐阜県郡上市において「内ケ谷水力発電所」(出力:730kW)の建設を開始したと発表した。
同発電所は、岐阜県が建設中の内ケ谷ダムにて、河川環境を保全するために下流へ一定量を放流する維持用水を活用して新設する。ダムの完成に合わせ、2027年度の運転開始を予定しており、年間発電量は約4.5GWhを見込んでいる。
なお、内ケ谷水力発電所は2021年度にFIT(固定価格買取制度)認定を取得。買取期間は20年で、 FIT価格は29円/kWh。中部電力はFIT認定を受けた「安倍川水力発電所」(出力:7.83MW)をFIP(フィード・イン・プレミアム)に移行し、その後バーチャルPPAを締結した事例がある。内ケ谷水力発電所のFIPへの移行については現時点では公表されていないが、将来的に安倍川水力発電所と同様にFIPおよびPPAを活用し、収益化を図る可能性もある。
中部電力は2023年度末時点で、約200ヵ所、合計出力5GW超の水力発電所を保有している。2030年頃までに再エネ導入量を2017年度末比で3.2GW以上に拡大する目標を掲げており、引き続き再エネ電源の開発に積極的に取り組む方針だ。