
トヨタ自動車は9月8日、愛知県で計画する最大出力30.1MW「トヨタ自動車田原工場第2風力発電所」の環境影響評価準備書を、経済産業省および関係行政機関に提出したと発表した。縦覧期間は、2026年9月8日~10月14日。
同発電所は、同社の田原工場敷地内に建設する計画である。事業実施区域は約122haで、出力4.3MWの風力タービンを7基設置する。2028年1月に着工し、2031年3月末の運転開始を目指す。
本事業は、ジェイウインドの最大1.9MW「田原風力発電所」および最大22MW「田原臨海風力発電所」のリプレース案件となる。両発電所は2004年と2005年に運転を開始した。田原風力発電所は2025年に撤去を完了し、廃止されている。田原臨海風力発電所は計11基のうち9基が本事業のリプレース対象で、2026年7月に撤去を終えた。残る2基はジェイウインドが運転を継続している。
経済産業省の事業計画認定情報によると、両発電所は2013年度に、20kW以上の風力発電を対象としたFIT価格22円/kWhで認定を取得している。
ジェイウインドは2020年6月、リプレース対象となる発電所の環境影響評価手続きを開始した。「配慮書」段階では「(仮称)新田原臨海風力発電所」として、4.3MWの風力タービンを6~12基設置し、最大出力23.9~51.6MWとする計画だった。その後、2021年1月に環境影響評価方法書を提出し、2025年8月にトヨタ自動車へ事業を移管した。
トヨタ自動車は2024年4月、同工場内で最大25.8MW「トヨタ自動車田原工場風力発電所設置事業」の運転を開始している。同事業では4.3MWの風力タービン6基を設置する計画だったが、運転を開始したのは5基にとどまり、残る1基は建設を延期している。今回の「準備書」に、本事業が延期中の6基目の建設に影響するかどうかは記載されていない。