
カンエイは10月21日、TERASと共同で2MW/4MWhの系統用蓄電所を開発すると発表した。2027年4月の運転開始を予定している。
事業主体は、両社が共同設立したSPC(特別目的会社)のTK蓄電所1号。出資比率および蓄電所の所在地は公表されていない。ただし、TERASのウェブサイトには、2027年4月に運転開始予定の約4.2MWh「埼玉県本庄市蓄電所」が掲載されており、今回の案件である可能性がある。
同事業では、カンエイが蓄電所の設計と施工、運転開始後のO&M(運用・保守)を担う。TERASは蓄電システムの選定および調達を担当し、Sigenergy製の機器を採用する。EMS(エネルギーマネジメントシステム)はオーナンバとUniversが手掛ける。なお、両社は2024年5月にEMSの販売拡大を目的に事業提携を締結した。
運転開始後のアグリゲーションはBluefield Energyが手掛ける。同社はAIによる市場価格の予測をもとに充放電計画を最適化し、需給調整市場で上げと下げの両方向の調整力を24時間提供する「ネガポジ運用」と、時間前市場での取引を組み合わせて運用する計画だ。
カンエイは、埼玉県さいたま市に本社を置き、太陽光発電所や系統用蓄電所の開発、EPC(設計・調達・建設)、O&Mなどを手掛けている。同社のウェブサイトによると、2026年11月4日時点では高圧系統用蓄電所6件の建設実績がある。一方、TERASは再エネと蓄電池の分野に特化した専門商社で、太陽光発電所や蓄電所向けの資材販売、蓄電所の開発および販売、FIPへの転換などに関するコンサルティングを展開している。