
(画像:しろくま電力)
しろくま電力は5月20日、2025年度の長期脱炭素電源オークションにおいて、系統用蓄電所5件を落札したと発表した。これにより、2030年度までに累計11.4GWhの蓄電所を開発する計画だ。
電力広域的運営推進機関が公表したオークション結果などによると、しろくま電力に関連するSPC(特別目的会社)が調整係数適用後に計258.1MWを落札したとみられる。なお、2025年度から蓄電池の募集については、運転継続時間6時間以上の案件に限定されている。
落札した5件のうち、3件はリチウムイオン電池を採用する。対象は、ホモデウスの45.1MW「HD1号」、ポーラーベアーの33.7MW「しろくま33」と30.1MW「しろくま36」である。また、ZEUSが運営する75.1MWの「ZEUS-A」と74.1MWの「ZEUS-B」は「リチウムイオン蓄電池以外の蓄電池」の区分で落札しているが、両蓄電所がどの種類の電池を採用するかは、現時点では明らかにされていない。
しろくま電力は、初回の同オークションでヘキサ・エネルギーサービスが中心となって落札した11件・計341.9MWの開発に関わっている。そのなかには、同オークションで落札した案件として初めて運転開始した「田川蓄電所」も含まれている。また、2024年度のオークションでは、しろくま電力として11件・計376.6MWを落札している。また、エネハブの系統用蓄電所データベースによると、同社は自社開発のほか、協業するJYSグループが開発する複数の蓄電所のEPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用・保守)を受託している。