
山陰合同銀行の完全子会社であるごうぎんエナジーとクリーンエナジーコネクト(以下、CEC)は4月27日、山陰地域の企業と自治体向けのオフサイトPPAで業務提携契約を締結したと発表した。
同PPAは、山陰合同銀行の顧客などへの提供を想定する。ごうぎんエナジーは、CECによる発電所の開発や、電力料金の精算や関係者間の調整などのPPAの運営支援を受けてPPAサービスを提供する。
本提携の初号案件として、山陰合同銀行の30支店向けに4月1日から電力供給を開始した。本PPAに基づき、ごうぎんエナジーは山陰・山陽地域で計11ヵ所・合計約1MWの小規模太陽光発電所を開発。年間発電量は約920MWhを見込んでいる。小売電気事業者は、ローカルエナジーおよびとっとり市民電力が担う。
今回の提携は、2025年8月に開始したちゅうぎんエナジーとCECによるオフサイトPPA向けの取り組みに続くもので、グループ内PPAとして中国銀行へ電力供給を行っている。これは、FIT制度の段階的な終了が進むなか、地銀子会社による再エネ事業拡大の新たな戦略の一環である。
ごうぎんエナジーはこれまで主にオンサイトPPAを中心に展開してきた。一方で、山陰合同銀行とはこれまでにも1MWのオフサイトPPAも締結している。また、系統用蓄電所事業にも参入しており、2025年には鳥取県で「GE倉吉蓄電所」を建設するなど、事業の多角化を進めている。