
(画像:カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人)
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は10月2日、保有する太陽光発電所5件について、賃借人兼発電事業者のティーダ・パワー01が、小売電気事業者のMFT Energy APAC3とFIT特定卸供給契約を締結したと発表した。供給は2026年12月1日に開始する予定である。
なお、契約価格や契約期間、更新条件は公表されていない。
対象となるのは、宮城県の出力9.2MWdc「CS七ヶ宿町発電所」、北海道の2.3MWdc「CS石狩新篠津村発電所」、千葉県の1.2MWdc「CS佐倉市発電所」、栃木県の1.2MWdc「CSさくら市喜連川発電所」、山口県の1.1MWdc「CS山口市発電所」の5件で、FIT価格は18~36円/kWhの範囲にある。
「FIT特定卸供給」は、FIT発電所の電力を特定の小売電気事業者へ供給する仕組みである。発電事業者が供給先を指定すると、一般送配電事業者は買い取った電力を、その小売電気事業者へスポット市場価格で直接販売する。小売電気事業者は、その発電所に由来する非化石証書も購入できる。発電事業者は、FIT価格による売電収入とは別に、小売電気事業者から1kWh当たりのプレミアムを受け取ることができる。
2025年4月には、JERA CrossとのぞみEnergyが、のぞみEnergyの太陽光発電所からJERA Crossの需要家へ、FIT特定卸供給による電力供給を開始している。
MFT Energy APAC3は、デンマークの電力取引事業者MFT Energyが出資する日本法人である。MFT Energyの2022年年次報告書によると、出資比率は80%。2023年4月には小売電気事業者の登録を受けている。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は、太陽光発電所35件・計247.5MWdcを保有する。このうち、1.2MWdc「CSつくば市高見原発電所」を除く34件がFITの認定を受けている。