
エコスタイルとTensor Energyは9月9日、低圧系統用蓄電所の開発事業で業務提携契約を締結したと発表した。2027年末までに、累計1,000ヵ所をアグリゲーションで連携させる目標を掲げる。
今回の提携では、エコスタイルが用地の取得や系統連系の申請といった開発業務に加え、EPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用・保守)を担う。Tensor Energyは、運転を開始した蓄電所を束ねて需給調整市場などの電力市場への参入を支援し、市場取引を最適化する。
両社は、遊休地の所有者や、敷地に余剰スペースを持つ太陽光発電所の事業者に対して、蓄電所の導入を提案する。既存の太陽光発電所への蓄電池の併設や、FIP制度への移行を見据えた取り組みについても連携する方針だ。
エコスタイルは、オフサイトおよびオンサイトの太陽光発電の開発と電力小売を手掛ける。2026年8月末時点で、20,929件・計1,412.9MWの太陽光発電所を開発および施工している。
Tensor Energyは、低圧系統用蓄電所のアグリゲーションで協業を相次いで公表している。2026年7月にはLC-JAPAN、グリーンロードエナジーとそれぞれ協業し、いずれも2028年までに1,000ヵ所の案件組成を目指す。ライジングコーポレーションとの協業では、2028年までに500ヵ所、2030年までに1,000ヵ所を目標に掲げている。
2026年4月の制度変更を機に、低圧系統用蓄電所を束ねて需給調整市場などに参加する事業への関心が高まっている。需給調整市場への入札には最低1MWの容量が必要だが、複数の低圧蓄電池をアグリゲーションすることで参加が可能になった。こうしたなか、デジタルグリッド、エブリーラボ、GATESなども同分野に参入している。