
三菱HCキャピタルエナジーとRSアセットアドバイザーズは7月9日、東京エリア3件・計6MW/24MWh規模の高圧蓄電所開発の事業化が決定したと発表した。
3案件はいずれも約2MW/8MWhで、着工は2026年10月から11月を予定。運転開始は、群馬県桐生市と栃木県鹿沼市の蓄電所が2027年1月、栃木県上三川町の案件が同年2月を見込んでいる。
本事業は、両社が2024年に系統用蓄電所事業で業務提携して以来、初めて公表された案件だ。当時の発表によると、三菱HCキャピタルエナジーは出資を行うほか、設備とアグリゲーターの選定を担当する。RSアセットアドバイザーズは、各種交渉とアセットマネジメントを担う。
三菱HCキャピタルエナジーは本件のほか、北海道千歳市で開発中の25MW/50MWh「上長都蓄電所」に65%出資しており、運転開始は2027年1月の予定だ。さらに、エネハブの系統用蓄電所データベースによると、親会社である三菱HCキャピタルは静岡県で興和紡と共同開発を行っている。同案件は、経済産業省の2025年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されており、約29億8,000万円の交付を受ける見込みだ。
一方、RSアセットアドバイザーズは、これまでに前田建設工業や芙蓉総合リースと蓄電所開発で提携している。また、三井住友信託銀行とは、蓄電所のアセットマネジメント業務を担う新会社を設立した。さらに、ヒューリック、芙蓉総合リース、伊藤忠商事が共同保有する5件・計40MWhの高圧蓄電所について、開発とアセットマネジメントを担当する。