
(画像:多摩川エナジー)
多摩川ホールディングスは5月25日、子会社の多摩川エナジーが、福岡県みやま市の2MW/8MWhの系統用蓄電所を、自己資金約6億8,400万円で取得を正式決定したと発表した。
取得先は、太陽光発電と蓄電池システムのEPC(設計・調達・建設)やO&M(運用・保守)を手掛ける、名古屋市を拠点とするビッグ・インテックである。
同案件はすでに建設を完了し、2026年7月の系統連系を予定している。引き渡しは2026年8月31日の予定。多摩川エナジーはできるだけ早期に、同設備による需給調整市場への参入を目指している。
多摩川ホールディングスは、「系統用蓄電所事業は、内部収益率(IRR)10%以上が期待できるため、今回の取得により、2027年10月期の早い段階から収益化が視野に入る」と説明した。また、同グループでは、再エネ事業の目標である2030年10月期の売上高11億円・経常利益1億円の達成を、2025年12月公表の中期経営計画で掲げていた。今回の案件により、この目標を1年以上前倒しで達成できる見通しだとしている。
多摩川エナジーは、2025年4月に系統用蓄電所事業への参入検討を発表。同年9月にはグリーンエナジー・プラスと10件の蓄電所開発で提携した。翌月には、その第1号案件として鹿児島県霧島市の2MW/8MWh系統用蓄電所を1億2000万円で取得する契約を締結。さらに、運転開始までに約5億7000万円を追加投資する計画を明らかにしていた。なお、同案件の運転開始時期は公表していない。
多摩川ホールディングスグループは、これまでに太陽光、小型風力、地熱、小水力など累計400件超・約61MWの発電所を開発してきた。現在も109件・計5.8MWの発電所を保有している。