JR九州の物流施設で屋上を分割活用、PPAをそれぞれ締結、計6.6MW屋上設置型太陽光を導入へ

2026年3月26日
JR九州の物流施設「LOGI STATION 福岡小郡」
(画像:JR九州)

九州旅客鉄道(以下、JR九州)、JR博多シティ、大和エネルギーは3月24日、JR九州が開発した福岡県小郡市の物流施設「LOGI STATION 福岡小郡」の屋上に、合計出力約6.6MWdcの太陽光発電設備を導入すると発表した。本設備は、オンサイトとオフサイト向けに設備を分けてPPAを締結する。

オンサイトPPAは、大和エネルギーが屋上北面の19,192m2に出力3.2MWdcの太陽光発電設備を設置し、3月1日に運転を開始した。同PPAは、大和ネルギーにとって最大規模のオンサイトPPAである。初年度の年間発電量は約3.7GWhを見込み、同施設の消費電力を上回る余剰電力はFIP制度のもとで売電する。

オフサイトPPAは、JR博多シティが屋上南面の21,269m2に出力3.3MWdcの太陽光発電設備を導入する。着工は2026年2月、運転開始は同年9月末を予定している。初年度の年間発電量は約3.93GWhを見込み、JR博多シティが運営する商業施設へ供給する。いずれの発電設備も大和エネルギーが設計と施工を担当。

屋上設置型太陽光は、FIT制度および入札対象とならないFIP制度が活用可能。また、地上設置型と比べてFIT/FIP価格が初期段階で高めに設定されている。経済産業省が2025年10月に開始した「初期投資支援スキーム」では、10kW以上の太陽光発電設備に対し、最初の5年間は19円/kWh、その後の15年間は8.3円/kWhを設定。事業者が早期に投資回収できる仕組みとなっており、この価格は少なくとも2027年度まで維持される見込みだ。このため、JR博多シティが保有する設備についても、同制度のもとで運用される可能性が高い。

今回の取り組みは面積の広い屋上に太陽光発電設備を設置することで空間を有効活用し、用途に応じて収益化モデルを柔軟に適用するものである。

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