
(画像:パワーエックス)
東京アセットソリューションは11月7日、東京都八王子市で系統用蓄電所(4.9MWh)と、同社が保有する熊本県宇城市の「TAS熊本三角ソーラーファーム」(出力:2.2MW/DC、2.0MW/AC)に、併設型蓄電池(8.3MWh)を導入すると発表した。
TAS熊本三角ソーラーファームにはパワーエックス製の蓄電システムを採用し、運転開始は2026年5月の予定。EPC(設計・調達・建設)は藤井産業、アグリゲーターは日鉄エンジニアリングが担当する。
同発電所は2013年度にFIT価格36円/kWh(10kW以上の太陽光、20年間)で認定を取得し、2015年12月に運転を開始。契約期間は2035年12月までとなっており、今後はFITからFIP制度へ移行し、電力需給に応じた運用を行うことでFIPプレミアムによる収益向上を図る計画だ。
なお、本事業は、経済産業省の2024年度補正予算「再生可能エネルギー電源併設型蓄電システム導入支援事業」に採択されており、約2.34億円の交付を受けて実施される。
八王子市の系統用蓄電所には、BYD製の蓄電システムが採用される見込みで、運転開始は2026年8月を予定。EPCはGPSSエンジニアリング、アグリゲーターはデジタルグリッドが担当する。
同蓄電所は、バンプージャパンと上組が共同で東京都江東区の上組物流センター内に開発する「東京都海の森蓄電所」(2.0MW/8.2MWh)と並び、東京電力パワーグリッドの供給エリア内でも、都心部で予定されている数少ない系統用蓄電所の一つとなる。
不動産事業や再エネ事業を展開する東京アセットソリューションは、2009年に設立され、2015年に太陽光発電事業に参入した。TAS熊本三角ソーラーファームのほか、福島県いわき市の「TASいわきソーラーファーム」(出力:1.6MW)、北海道千歳市の「TAS千歳ソーラーファーム」(出力:2.0MW)の太陽光発電所を保有している。
さらに、北海道初山別村、えりも町、江差町、上ノ国町では、「北海道風力発電事業」として合計18基の小規模風力発電所(合計出力:約337kW)を2022年に稼働している。