
需給調整市場を運営する電力需給調整力取引所(EPRX)が公表した資料によると、2026年8月は取引会員として新たに2社が加入し、脱退した会員はいなかった。取引会員数は8月末時点で145社となった。
8月に加入した2社は以下の通り。括弧内は加入日。
- LehmanSoft Japan株式会社(8月7日)
- 福島フェニックス電力株式会社(8月24日)
LehmanSoft Japanは、豪・LehmanSoftの日本法人。2025年11月に初号案件となる埼玉県の高圧蓄電所の運転を開始している。エネハブの系統用蓄電所データベースによると、同蓄電所は2026年3月に需給調整市場での取引を開始しており、アグリゲーターなど他社の取引会員資格を通じた参入とみられる。同社は2026年2月に特定卸供給事業者の届出を行っており、今回の加入により、自社名義で調整力を取引できるようになる。
福島フェニックス電力は、石油資源開発の完全子会社として2014年に設立され、小売電気事業者である。
需給調整市場は2021年4月に開設され、当初は大手電力会社9社の組織である送配電網協議会が運営を担ってきた。調整力取引の拡大と市場の重要性の高まりを背景に、2024年4月1日にEPRXが設立。需給調整市場の運営主体が法人化された。