
(画像:Qurren、CC BY-SA 4.0)
東北電力は4月23日、福島県西会津町のダム式水力「第二上野尻発電所」について、最大出力を13.5MWから13.6MWへ100kW増加し、運用を開始したと発表した。
今回の取り組みは、設備更新を行わずに使用水量を100m3/秒から108m3/秒に増やし、水車発電機などの性能を最大限活用することで実現した。
東北電力は、同様の手法で保有する発電所の出力増強を段階的に進めており、今回が9ヵ所目となる。増強した出力合計は11.6MWにのぼる。始まりは2022年に行われた新潟県阿賀町の「第二鹿瀬発電所」における2.2MWの増強である。直近では2026年2月に福島県喜多方市の「第二新郷発電所」、「第二山郷発電所」および新潟県阿賀町の「第二豊実発電所」の3ヵ所・合計2.1MWの出力増加を実現している。
同社は2025年12月末時点で、国内最多となる222ヵ所・合計約2.5GWの水力発電所を保有している。さらに、青森県青森市で「新上松沢発電所」や宮城県加美町で「成瀬川発電所」の開発も進めており、いずれも2030年代前半の運転開始を目指している。