
四ツ谷エナジーの代表社員の磯井俊昭氏が8月19日、同社初となる太陽光発電所2件を着工したと、LinkedInへの投稿で明らかにした。着工したのは、北海道釧路町の出力16MWdc/12MWac「昆布森太陽光発電所」と、栃木県栃木市の出力45MWdc/29.9MWac「真名子太陽光発電所」である。
2件は、2022年10月の事業開始以来、同社として初めて着工段階に到達した案件となる。発電した電力は、いずれもコーポレートPPAに基づいて売電する。両発電所は、SPC(特別目的会社)である昆布森太陽光と真名子太陽光がそれぞれ保有する。需要家や運転開始の予定時期は公表されていない。
経済産業省の事業計画認定情報および電力広域的運営推進機関の入札結果によると、昆布森太陽光は「太陽光第25回入札(2025年度第2回)」において4.26円/kWhで落札し、2026年3月にFIP認定を取得した。
一方、真名子太陽光は「太陽光第23回入札(2024年度第4回)」で4.47円/kWhで落札したものの、その後に認定を取得しなかったため、当初の落札は無効となった。改めて、「太陽光第27回入札(2025年度第4回)」で4.46円/kWhで落札しており、制度上、2026年10月6日までに認定を取得する必要がある。
四ツ谷エナジーは2023年4月、英・Octopus Energy Generationから出資を受け、5年間で国内に250MWの太陽光発電所を開発する計画を示した。発電した電力は、長期のコーポレートPPAで売電する方針としていた。当時の社名は四ツ谷キャピタルで、2024年5月末に現在の社名へ変更した。
同社では2026年初頭時点で、コーポレートPPA向けの太陽光発電所9件・計約230MWdcと、計600MWhの系統用蓄電所を国内で開発中としていた。