
(画像:X-Elio Japan)
X-Elio Japanは8月18日、山口県宇部市の14.4MWdc/9.9MWac「船木太陽光発電所」をSun Trinityへ売却したと発表した。同発電所は年間17GWh超を発電し、発電した電力はAmazonとの20年間のオフサイトPPAに基づき供給されている。なお、売却価格などの詳細は公表されていない。
同発電所はゴルフ場跡地に建設された。2024年にエンジー・エナジー・マーケティング・ジャパンとバランシングサービス契約を締結し、2025年7月に運転を開始した。
案件を保有していたSPC(特別目的会社)のX-Elio19は、6月24日付で「Sun Trinity11合同会社」に商号変更され、登記住所も買い手側に移されていた。国税庁のデータからは、2026年7月時点で今回の売却がうかがえる状況だった。
経済産業省および電力広域的運営推進機関の資料によると、同発電所は、2022年度「太陽光第12回(2022年度第1回、FIP)入札」において9.85円/kWhで落札された案件である。その後、2023年1月にFIP認定を受けている。
スペインの再エネ開発事業者X-ELIOは、国内で計393MWの太陽光発電所を完工しており、船木太陽光発電所はそのうち最後の売却案件となった。同社はさらに、計494MWの太陽光と系統用蓄電所を開発中だ。2025年度「太陽光第27回(2025年度第4回)入札」では、北海道の特別高圧2案件・合計約30MWacをFIP契約で落札している。
Sun Trinityは2022年、住友商事の完全子会社Power Frontier Holdingsと四国電力の共同出資で設立された。出資比率は60対40で、計1GW超の再エネ開発と取得を目指している。
エネハブのPPAデータベースによると、同社は複数のPPAを公表している。イオンモールとは約14.9MWdcのソーラーカーポートを対象としたオンサイトPPAを、阪急電鉄とは計40MWdc/20MWac太陽光を対象としたオフサイトPPAを公表している。