
(画像:九州電力)
九州電力、西部ガス、および両社が出資するひびき発電の3社は3月31日、福岡県北九州市でLNGを燃料とした火力発電「ひびき発電所」(出力:620MW)が同日、営業運転を開始したと発表した。なお、出資比率は九州電力が80%、西部ガスが20%である。
同発電所では、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル方式を採用。特徴は、CO2の排出量が少なく、発電効率が世界最高水準の約64%(低位発熱量基準)であることだ。発表では、同発電所について、電力供給だけでなく導入が進む再エネの出力変動を補完する調整力としての役割を担うとしている。
ひびき発電所は、2021年12月に開発が決定。2022年4月に九州電力と西部ガスが共同出資し、開発主体となるひびき発電合同会社を設立した。その後、2023年1月に着工し、2025年12月に完成、発電を開始した。
エネルギー庁が2026年3月に「2026年度の電力需給見通しについて」によると、今後10年間の火力発電は、石炭・石油・LNGを燃料とする発電所の休廃止の合計が、新増設を上回る規模で推移する見通しとなっている。一方でLNGに関しては、2030年以降の新増設が休廃止を上回る見込みである。