
(画像:レノバ)
レノバは4月20日、島根県で開発を進めていた2MWの「安来蓄電所」を4月17日に運転開始したと発表した。同社が単独保有する初の系統用蓄電所の運転開始となる。
電力市場での応札や充放電指令などは自社で内製化して行う。これは、2025年11月の投資決定時に明らかにした通り、同蓄電所の電力運用を通じてデータや知見を蓄積し、運用ノウハウの確立を目指す。
得られた知見は、静岡県で開発中の「菊川西村蓄電所」をはじめとする特別高圧蓄電所の運用に活用する予定である。なお、プレスリリースの写真からは、CATL製の蓄電システムを採用したとみられ、容量は約8MWhと推定される。
レノバは中期経営計画において、2030年までに蓄電事業の設備容量900MWの開発を目標に掲げており、特別高圧の系統用蓄電所開発を積極的に進めている。
エネハブの系統用蓄電所データベースによると、2026年4月時点で同社は合計出力452MWの案件を公表。一例としては、出光興産が主体となっている「姫路蓄電所」に22%を出資している。また、2023年度の長期脱炭素電源オークションで落札した3案件・合計出力215MWや、東京ガスとトーリング契約を締結した「石狩蓄電所」の建設を進めている。