リミックスポイント、NCパイオニアを連結子会社化、系統用蓄電所事業の体制強化へ踏み出す

2026年6月15日
日本蓄電池との共同開発第1号はNC玉名市青野蓄電所
(画像:リミックスポイント)

リミックスポイントは6月11日、同日開催した取締役会で、系統用蓄電所の取得、開発、保有、運営などを営むNCパイオニアを連結子会社とすることを決議したと発表した。

同社はNCパイオニアに対し、2025年12月の取締役会で匿名組合出資することを決議。同月、出資比率50%にあたる20億円を出資していた。匿名組合とは特定の事業者へ出資し、その事業から生じる利益の分配を受け取る契約形態である。責任は出資額の範囲に限定されるが、事業などへの関与はできない。

発表によると、匿名組合出資から連結子会社に切り替える目的は、同社がエネルギー事業を成長戦略の重要な柱に位置づけていることにある。NCパイオニアを連結子会社化することで、中長期的な拡大が見込める系統用蓄電所関連市場において、同事業領域における保有・運営基盤を強化する。それとともに、同社が展開するエネルギー関連事業との連携を深めることが可能となるとしている。

リミックスポイントは、自社単独で2MW/8MWhの案件を新潟県で2件開発している。また、日本蓄電池と共同で、日本国内に系統用蓄電所7ヵ所の開発を進めており、NCパイオニアはこれらの系統用蓄電所を保有および運営する事業会社である。そのため、同社を連結子会社化した後、これらの蓄電所はリミックスポイントグループが保有・運営する体制となる。同蓄電所は、開発中の和歌山県、岐阜県、長野県、鹿児島県の4件と、運転開始済みの宮城県、福岡県、熊本県の3件である。

同社は中期経営計画で、2029年3⽉期までに⾼圧系統⽤蓄電所32ヵ所の開発を⽬標としている。今回の連結⼦会社化によって、⾃社保有数は9ヵ所となる予定だ。

また、これまで匿名組合出資からの分配金として反映されていた収益は、今後、売上高および営業利益として連結業績に計上されることになる。これにより、2026年3月期においては、売上⾼5億600万円、営業利益2億8,800万円が連結損益計算書に計上される⾒込みだ。

今後、リミックスポイントは、拡⼤が⾒込まれる蓄電池関連市場で、開発や保有・運営に加え、アセットマネジメントを含めた周辺領域への展開を進める。また、蓄電ソリューション事業を同社グループの中⻑期的な収益成⻑を⽀える事業領域に育成するとしている。

なお、同社は今回の発表に先立ち、電力小売事業を中心に展開するエネルギー事業を、吸収分割により子会社に2026年10月1日付で承継することを発表している。

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