
(画像:シーアールイー)
九州旅客鉄道(以下、JR九州)は8月20日、九州新幹線鹿児島ルートの運転用電力の一部に、オフサイトPPAで太陽光由来の電力を調達すると発表した。列車の運転用電力へのオフサイトPPA導入は、同社にとって初となる。
供給開始は2027年8月からで、順次拡大する。シーアールイーが福岡県と佐賀県で開発および保有する物流施設の屋根に、計約8MWの屋根設置太陽光が設置される。発電設備は、エンバイオ・ホールディングスと芙蓉総合リースが共同出資する合同会社が保有する。年間発電量は約9.8GWhを見込む。九州電力が小売電気事業者として電力を供給する。
エネハブのPPAデータベースによると、JR九州はこれまでにもPPAを通じた再エネ電力の調達を進めてきた。2024年には、駅舎18ヵ所向けに年間4.8GWhを調達するオフサイトPPAを締結した。2025年には、西九州新幹線向けに年間約3GWhのバーチャルPPAを、2026年1月には陸上風力を活用した年間約5GWhのバーチャルPPAを締結した。
JRグループでは、JR西日本とJR東日本も列車の運転用電力向けにオフサイトPPAを活用している。JR西日本は関西電力を通じて、50MWacの太陽光を活用したPPAで京都線、神戸線、宝塚線など主要路線に電力を調達する。JR東日本は東北電力を通じて、計37.6MWacの太陽光を活用したPPAを締結している。