JR九州グループ、久留米市で初のデータセンター着工、1MWモジュール型施設を2027年完成予定

2025年11月13日
JR九州グループにとって初のDCとなる

JR九州旅客鉄道は10月29日、JR九州電気システム(以下、「KDS」)が福岡県久留米市で同社初となるデータセンター(DC)を2025年11月に着工すると発表した。2027年3月の完成、4月の運用開始を計画している。

同DCは電力系統に接続可能な容量(1MW)を持つモジュール型で、他社DCの共同スペースに配置することが可能となるコロケーション形態で提供される。

また、九州新幹線の沿線に敷設した光ファイバー回線と接続することで高品質な通信サービスも併せて提供する。同DCの企画・開発は東京大学発のスタートアップ企業みちびきが担当した。

本事業は、クラウドサービスやAIの市場拡大に不可欠なインフラとなることを目指し、都市部に集中するDCの分散化やデジタルインフラの整備を推進する。JR九州の古宮洋二社長は、10月29日の定例記者会見で、「DCの需要や活用できる土地を見極めながら、徐々に数を増やしていきたい」と語った。

同DCの運営部門は、これまで主に鉄道関連の電気工事などに従事してきたが、FIT太陽光発電所を2013年(出力:1.8MW/AC)および2018年(出力:2MW/AC)にそれぞれ稼働を開始している。

一方、KDSはデータセンター向けの電力調達計画について明らかにしていないが、エネハブのPPAデータベースによれば、同社は過去に複数のPPAを締結し、一部の鉄道路線や施設の脱炭素化を進めてきた。

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