日本卸電力取引所(JEPX)によると、9月5~11日のスポット市場におけるシステムプライスの週間平均は18.35円/kWhとなり、前週比3.93円安と2週連続で下落した。週間取引量は7.95TWhで、前週の8.47TWhから約6.2%減少した。

システムプライス日平均は7日(月)から9日(水)にかけて21~24円台で推移した。この3日間の10:00~14:00のエリアプライス平均は東京・中部エリアがいずれも29~32円台だったのに対し、九州エリアは10円台にとどまり、日中の高値は東日本に偏った。東日本で曇りや雨の日が続き、太陽光発電の出力が伸びなかったことが価格を押し上げたとみられる。
前週の同じ曜日と比べると、7日間すべてで下回った。下げ幅が最も大きかったのは10日(木)で、日平均は16.33円/kWhと前週の26.37円/kWhから10円以上低下した。同日の10:00~14:00は東京・中部エリアの23.06円/kWhに対し、残る7エリアは1.37~9.88円/kWhまで低下しており、両エリア以外の広い範囲で日中の需給が緩んだ。
週間最高値は、8日(火)14:30~15:00の東京、中部・北陸エリアで記録した34.98円/kWhだった。同日は9:30から19:00にかけて同3エリアが30円台を中心に推移し、その中でのピークとなった。夕方の16:30~17:00には9エリアすべてが32.52円/kWhで一致した。雨天でも蒸し暑さが残り、一定の冷房需要があったことが価格を押し上げた可能性がある。
一方、週間最安値は0.01円/kWhで、北海道・四国の両エリアで記録した。北海道エリアは5日(土)8:00~14:30の13コマ連続と、6日(日)9:30~12:00の5コマ連続。四国エリアは10日10:00~13:00の6コマ連続で同水準となった。5日の同時間帯は東京・中部エリアでも9.00~11.06円/kWh、東北エリアは0.02円/kWhをつけるコマもあり、太陽光発電による供給余剰が価格を押し下げた。
四国エリアで平日に0.01円/kWhをつけるのは7月14日以来、約8週間ぶりとなる。9月に入って厳しい暑さが和らぎ、冷房需要が落ち着いたなかで、太陽光発電の出力が伸びる日中に需給が緩んだとみられる。

12日(土)以降は、東日本・西日本ともに前線の影響で曇りや雨の日が多くなる見通しだ。一方、14日(月)から15日(火)にかけては気温が再び30℃前後まで上昇する予報で、冷房需要の増加が見込まれる。
太陽光発電の出力が伸びにくい天候と需要増が重なれば、日中でも30円/kWh前後の高値がつく時間帯が生じる可能性がある。