
(画像:シーテック)
自動車部品メーカーの愛三工業と中部電力ミライズは9月1日、約7年間のバーチャルPPAの契約を締結し、同日から環境価値の提供を開始したと発表した。
中部電力グループのシーテックが保有する稼働済みの太陽光発電所3ヵ所が対象となる。太陽光を活用したバーチャルPPAは、中部電力ミライズにとって初となる。
電源は、岐阜県加茂郡の出力1.4MWdc「ソーラーパークひちそう」と岐阜県海津市の2.7MWdc「ソーラーパークかいづ」、三重県鈴鹿市の1.8MWdc「レインボーソーラーすずか」である。運転開始時期はソーラーパークひちそうが2013年、残る2案件が2014年。
年間の想定発電量は、ソーラーパークひちそうが約1.5GWh、ソーラーパークかいづが約3.3GWh、レインボーソーラーすずかが約2.3GWhで、合計は約7.2GWh。愛三工業は、この環境価値を愛知県大府市の本社工場に充当する。PPAの契約期間はソーラーパークひちそうが7年1ヵ月、残る2案件が7年5ヵ月である。
経済産業省の事業計画認定情報によると、3案件はいずれも2012年度に、10kW以上の太陽光発電を対象としたFIT価格40円/kWhで認定を取得している。本PPAに合わせて、3案件はいずれもFITからFIPへ移行した。ソーラーパークひちそうの交付期間が2033年9月まで、ソーラーパークかいづとレインボーソーラーすずかが2034年1月までで、残存期間は本PPAの契約期間と一致する。
中部電力ミライズはこれまでにも、多様な再エネ電源を活用したバーチャルPPAを締結してきた。2025年には、三重県の15MW「青山高原風力発電所」を対象に日本トムソンなど4社へ、静岡県静岡市の7.8MW「安倍川水力発電所」からは8社へ環境価値を供給する。2026年5月には、岩手県の1.9MW「矢巾バイオマス発電所」でも同様の取り組みを始めている。