
(画像:東北電力)
東北電力は5月11日、電気出力825MWの「女川原子力発電所」2号機の定期検査が完了したため、原子炉を同日再起動したと発表した。今後は、原子炉の出力を徐々に上昇させながら、設備の健全性を確認した上で6月上旬から中旬をめどに運転を再開する計画である。
同機は、福島第一原発事故後、東北エリアの原子力発電所として初めて2024年11月に運転を再開。その後、2026年1月14日に、再稼働後初となる定期検査のため発電機と原子炉を停止していた。主な点検内容は、燃料集合体の交換、制御棒駆動機構と復水器細管の点検、配管の肉厚測定などである。また、定期検査の遂行とともに、新規制基準の特定重大事故等対処施設に係る工事の早期完了を目指している。
東北電力では、電力の安定供給やカーボンニュートラルの実現に向け、同機の運転再開に続き、「東通原子力発電所」1号機、女川原発3号機の早期再稼働を目指している。
東通原発1号機は、2014年6月に新規制基準適合性審査に申請。地震・津波に関する審査はおおむね終了し、プラント審査に向けた準備を進めている。女川原発3号機は、同2号機の適合性審査で得られた知見・評価等を踏まえ、審査に向けた準備を行っているとしている。なお、同1号機は2018年に運転を終了し、2020年3月、原子力規制委員会より廃止措置の認可を受けている。