
8月2日、中部電力は和田水力発電所(出力:1.9MW)の固定価格買取制度(FIT)の認定に必要な申請書類を同社の従業員が偽造していたことが発覚したため、同発電所の運転を停止したと発表した。
中部電力によると、先月予定されていた同発電所の導水路修繕工事に関連する書類を作成していたところ、東信森林管理署との土地の貸付契約書の本書が同社に保管されていないことが判明し、社内調査の結果、同書類が偽造されていたことが発覚した。
FIT認定申請を行うにあたり、水力発電所導水路の一部が国有林を通過していたことから、ルール上、国有林の管理者である東信森林管理署との土地の貸付契約書が必要であった。
問題を受け、中部電力は経済産業省と資源エネルギー庁に報告し、資源エネルギー庁は中部電力に対して指導を行なった。具体的には、すべての認定の申請書類(申請中を含む)の偽造や虚偽の存否、それらが存在する場合はそれに至った事実関係、原因、再発防止策等を2024年8月30日までに報告するように求めた。
長野県の信濃水系・依田川に位置する和田水力発電所は、1918年10月に運転を開始した。2023年2月10日よりFITによる売電を開始した。