
(画像:藤谷良秀, CC BY-SA 4.0)
関西電力は10月29日、福井県の電気出力1,180MW「大飯発電所」3号機の定期検査工程について、2027年1月下旬に調整運転を開始する予定だと発表した。
同社によると、当初は2026年12月下旬に調整運転を開始し、翌月下旬に本格運転を再開する計画だった。しかし10月5日に定期検査を開始した時点では、8月の自動停止を受けて、今後の工程を未定としていた。
大飯原発3号機では8月8日、発電機の「界磁喪失」警報が発信し、発電機と原子炉が自動停止した。この警報は、発電機内の磁界が失われた際に発信されるものである。同社は原因調査を踏まえ、励磁機の取り替えなどの対策を実施する。作業工程を精査した結果、運転再開の見通しが立ったとしている。
関西電力は、原子炉7基・計6,580MWを再稼働させている。同社によると、このうち826MW「美浜発電所」3号機は、蒸気漏れを受けて予定を前倒しして6月16日から定期検査に入った。9月18日には配管からの水漏れで手動停止したが、10月10日に調整運転を再開し、11月4日に本格運転を再開する予定だ。
再稼働した原子炉のうち現在停止しているのは、大飯原発3号機と870MW「高浜発電所」3号機の2基である。高浜原発3号機は4月7日から定期検査に入っており、11月上旬に原子炉を再起動し、12月上旬に本格運転を再開する計画だ。残る高浜原発1・2・4号機と大飯原発4号機の4基は運転中である。