
(画像:北海道電力)
北海道電力は9月15日、北海道のダム水路式水力「奥新冠発電所」について、発電設備を更新せずに最大出力を44MWから47.8MWへ3.8MW引き上げたと発表した。
これまで融雪期などに未利用のまま放流していた水を活用するとともに、既設の水車発電機の性能を最大限まで引き出した。出力の増加率は約8.6%で、年間の発電電力量は約3GWh増える見込みだ。
奥新冠発電所は1963年8月に運転を開始した。北海道電力の水力発電所は計53ヵ所・合計出力約1.64GWで、唯一の揚水式である出力400MW「京極発電所」も含む。
同社は2015年10月に「愛別発電所」で100kW、「志比内発電所」で300kWの出力を増やしており、これを皮切りに設備更新を伴わない出力増加を進めてきた。今回の案件が11例目となる。
東北電力も同様の取り組みを進めている。2026年2月にはダム式水力3ヵ所の最大出力を合計2.1MW増加させ、同年4月には使用水量を増やして「第二上野尻発電所」の最大出力を100kW引き上げた。