クラダシとグリーンエナジー&カンパニー、蓄電所事業でSPC設立、静岡・島根で各2MW/8MWhを開発

2026年8月17日
静岡県蓄電所は2026年8月に運用開始予定

クラダシグリーンエナジー&カンパニーは8月12日、系統用蓄電所事業を行うSPC(特別目的会社)「合同会社クラダシ・インベストメント2号」を設立したと発表した。同SPCを通じて国内2案件の開発と運用を進める。

2案件はいずれも2MW/8MWhで、「静岡県蓄電所」は2026年6月に受電を開始しており、同年8月頃の運用開始を予定している。「島根県蓄電所」は2027年1月の受電を見込んでいる。

出資比率は両社が50%ずつで、匿名組合員として出資と収益配分を受けるGK-TKスキームを採用する。クラダシはSPCとアセットマネジメント契約を締結し、各蓄電所の開発から運営実務までを担う。将来的には、金融機関からのプロジェクトファイナンスの導入や、新規の匿名組合出資者の参画による事業拡大も視野に入れる。

今回の設立は、2026年6月に締結した基本合意を具体化したもので、両社は2026年7月時点で、2027年度中に5案件の運転開始を目指すことを発表している。

食品ロス削減のためのマーケットを運営するクラダシは、2025年1月に蓄電所事業への参入を正式決定した。同年9月に初号案件となる1.9MW/8.1MWh「栃木小山蓄電所」の運転を開始した。2026年2月には、パワープール関連のSPCへ約13.3%を出資し、6案件を開発すると発表した。同年6月には、辻・本郷スマートアセットとの共同出資により、今回と同様のSPCを設立し、3案件に着手している。

グリーンエナジー&カンパニーは、2029年4月までに累計1,000MWhの系統用蓄電所を開発する目標を掲げている。EPC(設計・調達・建設)を中心に事業を展開しており、栃木県の1.9MW/8.2MWh「Q.ENEST佐野高圧蓄電所」や徳島県吉野川市の2MW/8MWh「鴨島山路蓄電所」などのEPCを手掛ける。複数の案件にも出資しており、2024年に運転を開始した鹿児島県の1.9MW/8.1MWh「霧島蓄電所」は、日本エネルギー総合システムとDMM.comとの共同出資案件である。京都府では単独出資による2MW/8MWh「福知山土師蓄電所」を開発しており、2026年8月に運転を開始する予定だ。

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