
(画像:中国電力)
中国電力は8月5日、電気出力820MW「島根原子力発電所」2号機の発電開始予定日を、8月19日から8月18日に前倒しすると発表した。これに伴い、定期検査終了日も、7月28日時点で発表していた9月17日から9月16日へ1日前倒しとなり、同日に運転を再開する見通しだ。
同機は、福島第一原発事故後の再稼働以降では初めてとなる定期検査のため、2026年2月9日に運転を停止していた。今回のスケジュール変更は、原子炉起動準備作業で原子炉格納容器内に封入する窒素ガスを、予定より早く調達できる見通しとなったためとしている。
同機の定期検査をめぐっては、期間中に技術的な不備が判明したことから、2026年7月に検査期間を従来の計画から約2週間延長していた。
島根原発2号機は沸騰水型軽水炉(BWR)で、1989年2月に営業運転を開始した。都道府県庁所在地に立地する原子炉としては、国内で唯一稼働している。運転開始から40年を超えて運転するために必要な特別点検の実施に向け、今回の定期検査で原子炉圧力容器など非破壊試験によるデータ採取を進めている。
460MWの1号機は国産第1号の原発として1974年に運転を開始し、2015年に運転を終了した。2017年には廃止措置作業に着手している。
増設が計画されている1,370MWの3号機は、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)で、2006年に本工事を開始した。新規制基準を踏まえた安全対策工事を進めているが、運転開始時期は未定だ。