8月1~7日JEPXスポット価格、西日本は高止まりも東日本の価格下落で5週ぶりに反落

2026年8月7日

日本卸電力取引所(JEPX)によると、8月1~7日のシステムプライス週間平均は20.32円/kWhとなり、前週比1.74円安となった。4週連続で上昇していたシステムプライスは、5週ぶりに下落に転じた。

西日本では厳しい暑さが続き、前週と同程度の価格水準を維持した。一方、東日本では暑さが和らぎ、冷房需要の減少を受けて価格が下落した。これが全国平均であるシステムプライスを押し下げた。

エリアプライスでは、中部以西のエリアが16~20時を中心に30~38円/kWhで推移した。これに対し、東京エリアは30円/kWh前後、東北エリアはそれを下回る水準となった。東北の最高気温は25℃前後、東京は30℃前後と前週より低下しており、冷房需要が落ち着いたことが価格差につながったとみられる。

週間最高値は50.01円/kWhで、1日(土)23:00~0:00の東京エリアの2コマで記録した。深夜帯での50円台は前週にもみられており、今回も同エリアで売りブロック入札が未約定となっていた可能性がある。

一方、週間最安値は0.01円/kWhで、2日(日)に北海道エリアで12コマにわたり記録した。太陽光の出力増加により、供給が需要を上回る時間帯が続いた。

日平均でみると、平日の価格は中部エリアが最も高く、23〜25円台で推移した。東京エリアは21〜25円台で、前週に続き中部以西のエリアプライスが東京エリアを上回る傾向が続いた。

また、中部エリアでは夜間の価格上昇がみられた。5日(水)は22:00~23:30の3コマで30円/kWh台が続き、7日(金)は23:00~23:30に33.17円/kWhまで上昇した。同エリアの限界費用が上昇した可能性がある。また、連系線の混雑などの影響により、東京・北陸エリアでも中部エリアと同価格となるコマがみられた。

こうした動きを背景に、6日・7日の日平均は23円台と週内で最も高く、週後半にかけて上昇基調にあった。

8月8日以降は、西日本で猛暑が続く一方、東日本は平年より気温が低い見通しとなっている。お盆期間には工場など大口需要家の稼働が減少するため、需給が緩和し価格が低下する可能性がある。西日本の猛暑の継続や、足元の夜間価格の上昇が価格形成に与える影響も注目される。

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