
(画像:コスモエコパワー)
コスモエコパワーは5月28日、キオクシア岩手への電力供給を開始したと発表した。供給する電力は、自社が保有する青森県東通村の出力27MW「新岩屋ウィンドパーク」に加え、他社が保有する2ヵ所の風力発電所の電力を集約したものとなる。
電力は日鉄エンジニアリングを小売電気事業者とするオフサイトPPAを通じて供給する。供給先のキオクシア岩手は、フラッシュメモリの製造を手掛けている。
供給電源は、新岩屋ウィンドパークに加え、たちかわウインドファームが山形県庄内町に保有する出力約7.4MW「鶴ヶ峰風力発電所」、風の杜おがが秋田県男鹿市で保有する出力4.2MW「風の杜おが風力発電所」の計3ヵ所となる。
初年度の供給電力量は約35GWhを見込んでいる。供給電源はいずれもFITからFIPへ移行した発電所であり、複数電源を組み合わせることで出力変動を抑える。また、需給を1時間単位で一致させるHourly Matchingの比率向上も目指している。
新岩屋ウィンドパークは2025年に運転を開始した。同発電所は、2003年から2023年まで稼働していた「岩屋ウィンドパーク」の建て替え事業として整備されたもの。2020年度に陸上風力のリプレース案件を対象としたFIT価格16円/kWhで認定を取得しており、その後、2025年にFIPへ移行した。
風の杜おが風力発電所は2014年度に、鶴ヶ峰風力発電所は2016年度にそれぞれ20kW以上の陸上風力発電を対象としたFIT価格22円/kWhで認定を取得した。その後、前者は2023年、後者は2021年に運転を開始している。
コスモエコパワーはこれまで風力発電所の開発と保有を主力事業としてきたが、近年は事業領域を拡大している。2025年には、エネグローバルが保有する太陽光発電所7ヵ所を電力小売向けに集約することも発表した。また、自社保有のFIT案件をFIPへ移行し、PPAを通じた電力供給も拡大しており、これまでにJR西日本、Amazon、セコムなどとの契約を公表している。