
(画像:関西電力)
関西電力は7月31日、岐阜県飛騨市において出力510kWの水力「小鳥川発電所」の営業運転を開始したと発表した。同社が新たに開発した水力発電所の運転開始は、約4年ぶりとなる。
同発電所は、下小鳥ダムの河川維持流量を活用する。河川維持流量とは、ダム下流の景観の保全など河川環境の維持のために放流する必要流量を指す。年間発電量は約2,570MWhを見込んでいる。
新設が公表されたのは2018年4月で、当初は出力480kW、2021年11月の運転開始を目指していた。工事は計画どおり2019年11月に着工したものの、完成は当初計画から約4年半遅れた。遅延の理由は公表されていない。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同発電所は2019年7月にFIT認定を取得した。当時、出力200kW以上1MW未満の水力発電は、20年間にわたりFIT価格29円/kWhが適用されていた。
関西電力が河川維持流量を活用した発電所は、今回で4ヵ所目となる。これまでに長野県の「大桑野尻発電所」を2011年に、富山県の「出し平発電所」を2015年に、長野県の「南木曽吾妻発電所」を2022年に運転開始している。
今回の運転開始により、関西電力が保有する水力発電所は153ヵ所・計8,270MWとなった。