綜電、京都府内2ヵ所で各1.9MW/8.1MWh蓄電所を運開、Sustechがアグリゲーションを受託

2026年10月27日
SustechはELICで両蓄電所を運用する

Sustechは10月23日、綜電が保有する「SD京都綾部蓄電所」および「SD京都福知山蓄電所」の2ヵ所で、アグリゲーション事業を受託したと発表した。設備規模はいずれも1.9MW/8.1MWhで、2026年9月に運転を開始した。

蓄電システムのメーカーは公表されていない。ただし、プレスリリースの写真から、SD京都綾部蓄電所ではトリナ・ストレージ製のコンテナ型蓄電システムが採用されているとみられる。SD京都福知山蓄電所はキャビネット型の蓄電システムを採用しているとみられる。

Sustechは、自社開発の分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用し、卸電力市場、需給調整市場および容量市場で両蓄電所の収益化を図る。充放電計画の策定から市場での入札、充放電制御、応動指令への対応、実績の分析と報告までを一気通貫で担う。

両蓄電所の開発事業者も明らかにされていない。ただし、綜電は2026年9月、グリーンエナジー&カンパニーの完全子会社であるグリーンエナジー・プラスから、京都府内にある同規模の系統用蓄電所2ヵ所の引き渡しを受けている。所在地、設備規模、運転開始時期が一致することから、同社が開発した案件である可能性が高い。

綜電は、東証プライム市場に上場する総合不動産会社エスリードの完全子会社で、マンション向けの高圧一括受電サービスや太陽光発電事業を手掛けている。2026年4月には滋賀県の1.9MW/8.3MWh「近江八幡蓄電所」を取得し、系統用蓄電所事業に参入した。同蓄電所は2027年2月に運転を開始する予定だ。

Sustechは2021年に設立され、電力運用事業やO&M(運用・保守)事業などを手掛けている。2024年8月に経済産業省へ特定卸供給事業者の届出を行い、アグリゲーション事業を開始した。2026年1月には、GSユアサと滋賀県米原市で1.3MW/4.2MWh系統用蓄電所の共同開発を進めていると発表している。

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