朝霧バイオパワー、静岡県富士宮市でバイオガス発電所を運開、鴻池組やクラフティアなど出資

2026年10月29日
国内初のバッチ式乾式メタン発酵を採用(画像:クラフティア)

クラフティアは10月21日、同社など6社が出資する静岡県富士宮市の「富士山バイオマス乾式メタン発酵プラント」が、同日運転を開始したと発表した。

出資者は、クラフティアのほか、鴻池組、静岡ガス&パワー、ビーエイブル、富士バイオテック、KSバイオマスエナジー。プラントの開発と運営は鴻池組が手掛ける。

事業は、6社がそれぞれ出資する2つの合同会社が担う。朝霧バイオガスが乳牛糞などを原料にバイオガスを製造し、朝霧バイオパワーがそのバイオガスを燃料にコージェネレーション(熱電併給)システムで発電して、FITで売電する。

プラントは富士バイオテックの敷地内にあり、独・BEKON製のバッチ式乾式メタン発酵設備を採用した。発酵後の残渣は堆肥化し、エネルギーと肥料を地域内で循環させる。発表によると、バッチ式乾式メタン発酵設備の導入は国内初という。

経済産業省の事業計画認定情報によると、朝霧バイオパワーの発電所は、KSバイオマスエナジーが2021年度にFIT認定を取得した出力550kWのバイオマス発電設備とみられる。同年度のバイオガス発電のFIT価格は39円/kWhで、調達期間は20年間だった。

FITを活用したバイオガス発電所としては、ほかにJFEエンジニアリングとJERAが2025年5月に北海道札幌市で完成させた1.9MWの案件や、東京エネシスが熊本県合志市で計画する1.6MWの発電所がある。

電力市場に関わる最新のニュースをメールで毎週受け取りたい方は、ぜひエネハブのニュースレター(無料)にご登録ください。

系統用蓄電所トラッカー

国内で公表されている500件以上の系統用蓄電所プロジェクトに関するデータにアクセスできるトラッカーサービス。各案件の事業者、アグリゲーターなどのステークホルダーや設備の詳細情報など、実務に役立つ情報をご覧いただけます。

コーポレートPPAトラッカー

国内で公表されている800件以上のコーポレートPPA契約をデータベース化し、発電事業者、小売電気事業者、需要家などの情報をまとめ、契約単位毎に詳しい情報にアクセスできるようにサービスをご提供します。

その他の電力市場最新ニュース

エネハブでは、公表されている蓄電所・コーポレートPPAの詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

エネハブでは、公表されている蓄電所・コーポレートPPAの詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

月次レポート

電力市場&市場トラッカーのサンプル(過去号の完全版)をご希望の方は以下のフォームよりお知らせください。メールでお届けします。