
(画像:三菱ケミカル)
三菱ケミカルは8月3日、広島県大竹市の同社広島事業所内にある調整池にキョーラクが開発した出力1.9MWの水上太陽光発電所から、8月1日に電力調達を開始したと発表した。オンサイトPPAに基づき、調達した電力は同事業所で消費する。
年間発電量は約2.2GWhを見込んでいる。発電設備の設置、所有、運営はキョーラクが担う。
キョーラクは、ブロー成形を主力とするプラスチック製品メーカーで、水上太陽光発電向けのフロート架台も手掛ける。これまでに累計約120MWの案件へ架台を供給した実績がある。また、経済産業省の事業計画認定情報によると、同社はFIT認定を受けた太陽光発電所を7件保有しており、合計出力は10.9MWdc/7.5MWacとなっている。
国内では、大規模な地上設置型太陽光発電に適した土地の不足を背景に、水上太陽光発電の導入が進んでいる。特に、農業用ため池などを活用し、オフサイトPPAやバーチャルPPAによって電力や環境価値を需要家に供給する案件が増えている。例えば、OTSが開発した7.8MW「国下池太陽光発電所」では、ジャパンセミコンダクターとのバーチャルPPAにより環境価値を供給している。京セラEPAが開発した2MWの水上太陽光発電所では、南海電気鉄道がオフサイトPPAを締結した事例もある。
今回の案件は、需要地と同じ敷地内にある調整池を活用し、オンサイトPPAで供給する点が特徴である。