
クリーンエナジーコネクトは5月28日、オフサイトPPA向けの低圧太陽光発電所の開発を目的に、SBI新生銀行から総額195億円のプロジェクトファイナンスを2件組成したと発表した。
本資金調達は、約1,600ヵ所・合計出力140MWdcの案件開発を対象とするもの。各案件は、クリーンエナジーコネクトが出資する複数のSPC(特別目的会社)が運営し、SPCが借入人となる。調達した資金は、発電所の開発・建設、運営費用などに充てられる。
発表によると、対象案件の年間発電量の合計は約146GWhを見込む。発電した電力は、国内大手企業グループである複数の小売電気事業者を通じて、オフサイトPPAにより大手企業へ供給される予定だ。
本案件は、多数の低圧太陽光発電所の開発を対象としたプロジェクトファイナンスである。大規模な太陽光発電所の適地が減少するなか、分散型太陽光の導入拡大を支える資金調達手段として注目される。今回の資金調達は、2025年12月に公表された横浜銀行、山陰合同銀行、脱炭素化支援機構による36億7,000万円のプロジェクトファイナンスに続くものだ。これにより、クリーンエナジーコネクトの累計資金調達額は806億円に達した。
SBI新生銀行は近年、米・再エネ開発事業者Invenergyの日本法人であるインベナジー・ウインドが開発する59.8MW「茨城塙風力発電所」や、レノバが主導する90MW/270MWh「菊川西村蓄電所」に対してもプロジェクトファイナンスを提供している。同社は、今後もこれまで培ったファイナンスの知見を活かし、気候変動対応に資する投融資やエネルギー関連分野への金融支援を推進していく方針である。