エー・ディー・ワークス、26年度末までに蓄電所用地10件取得へ、将来的には開発案件の売却も視野に

2026年6月16日
他社向けの蓄電所サービスへの移行も目指す
(画像:エー・ディー・ワークス)

ADワークスグループは6月15日、完全子会社のエー・ディー・ワークスが手掛ける系統用蓄電所事業について、2026年度末までに用地取得件数を累計10件とする方針を発表した。また、新たに3件の用地を取得したことで、取得件数は累計6件となった。

今回取得した用地は、熊本県熊本市、宮崎県日南市、三重県多気町に所在する。設備容量は公表されていないが、既存案件から、いずれも2MW/8MWh規模となる可能性が高い。運転開始は3件とも2027年を予定している。

2026年3月には同社初となる「ADW三重松阪市蓄電所」の運転を開始し、6月15日からは同設備を活用して需給調整市場での運用を始めた。このほか、熊本県益城町鹿児島県鹿児島市でも蓄電所の開発を進めており、それぞれ2026年と2027年の運転開始を予定している。

同社は事業戦略の中で、市場の成長段階に応じて収益モデルを拡大する方針を示した。まずは蓄電所を自社で開発および保有し、運用実績の蓄積と需給調整市場での収益確保を進める。その後は、共同事業や開発支援事業を展開し、市場の成熟度に合わせて、案件売却を前提とした開発やアセットマネジメントサービスにも取り組む考えだ。

こうした段階的な事業展開により、長期的な市場リスクを抑えながら、蓄電所市場の成長を取り込むことができるとみられる。

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