
(出典:Hirorinmasa, CC BY-SA 3.0)
関西電力は4月7日、福井県高浜町の原子力発電所「高浜発電所」3号機(電気出力:870MW)を停止し、定期検査を開始した。2026年11月上旬に原子炉を再起動し、調整運転を開始した後、12月上旬に本格運転に移行する見通しだ。
今回の定期検査では、原子炉格納容器内の蒸気発生器とポーラクレーンの更新を実施する。加えて、異常や事故を検知した際に原子炉を自動停止し、ポンプや隔離弁を作動させる設備である原子炉安全保護盤の更新など主要工事を実施する。
同社は現在、大飯原発4号機(電気出力:1,180MW)と高浜原発2号機(電気出力:826MW)でも定期検査を実施中だ。今回の3号機停止により、稼働可能な原子炉7基のうち3基が停止している。こうした供給力の一時的な低下も影響したとみられ、4月7日受け渡しのスポット市場における関西のエリアプライスは日平均22.5円/kWhと直近1年間で最高値となった。また、4月8日受け渡し分についても、システムプライスを3.17円/kWh上回る17.92円/kWhとなった。
なお、大飯原発4号機は2026年5月下旬、高浜原発2号機は同年6月下旬に調整運転を開始し、徐々に出力を上昇させ本格運転を再開する予定。したがって、今後約1ヵ月半程度は3基の停止期間が重複する見込みである。