
グリーンエナジー&カンパニーは6月3日、完全子会社のグリーンエナジー・プラスが、京都府内の系統用蓄電所2件の建設に関し、綜電と受注契約を締結したと発表した。
対象は、1.9MW/8.1MWhの蓄電所2件で、合計約3.8MW/16.2MWhである。なお、これらの案件の運転開始日やアグリゲーターについては現時点では公表されていない。
綜電は2026年4月、滋賀県近江八幡市の1.9MW/8.3MWh蓄電所の保有権を取得し、系統用蓄電所事業へ参入した。蓄電池はSungrow製。第1号案件の設計と施工は藤光、アグリゲーターはデジタルグリッドが担い、2027年2月の運転開始を予定している。
同社は、東証プライム市場上場の総合不動産会社であるエスリードの完全子会社。近畿圏を中心に太陽光発電事業やマンション向け電力供給サービスを展開している。2019年に初の太陽光発電所を取得した。2026年4月時点で、静岡県、栃木県、福井県、岩手県、熊本県に1ヵ所ずつ、北海道、岡山県、山口県に2ヵ所ずつの合計11ヵ所の太陽光発電所を保有している。
一方、グリーンエナジー・プラスは再エネ発電所や蓄電所の開発と販売を手掛けている。親会社のグリーンエナジー&カンパニーは、2029年4月までに累計1,000MWhの系統用蓄電所開発を目標に掲げる。また、京都府では親会社単独出資による2MW/8MWh「福知山土師蓄電所」を開発中で、2026年8月の運転開始を予定している。さらには、九州で不動産事業を展開するグランディーズの系統用蓄電所事業の案件については、用地取得からEPC(設計・調達・建設)、O&M(運転・保守)、アグリゲーションまでを受注した。このほか、栃木県佐野市の「Q.ENEST佐野高圧蓄電所」、徳島県吉野川市の「鴨島山路蓄電所」、千葉県印西市の「印西蓄電所」などのEPCも担当している。
今後、グリーンエナジー&カンパニーグループは、金融機関や地域企業との連携を通じて、系統用蓄電所事業の拡大を進める方針だ。