関西電力、姫路第一発電所の設備更新により出力508MW増強へ、2033年度以降に運転開始へ

2026年5月21日
姫路第一発電所は1987年にLNGへと転換した
(画像:関西電力)

関西電力は5月18日、LNGを燃料とする「姫路第一発電所」のコンバインドサイクル機を最新の高効率設備に更新すると発表した。事業性評価を経た判断で、運転開始は2033年度以降を予定している。

現在、同発電所は出力729MWの5号機と713MWの6号機の2基、計1,442MWで構成されている。更新後は650MW級を3基設置し、合計出力は1,950MW級とする計画だ。低位発熱量基準による発電効率は約54%から約63%へと、9%の向上を見込んでいる。

今回の設備更新の環境アセスメントについては、2024年12月に計画段階環境配慮書を公表し、2025年9月に環境影響評価方法書を公表。2026年3月、経済産業大臣は同方法書に対し、環境保全への適正な配慮がなされているとの通知を関西電力に行った。

同発電所は、姫路市の播磨臨海工業地帯に立地しており、運転開始後30年以上経過している。運転を開始した1955年当時の燃料は石炭だったが、1973年に重油、1987年にはCO2排出量の少ないLNGへと転換した。

関西電力は、脱炭素目標の達成に向けて、中長期的なLNG火力発電への取り組みを進めている。このほかにも、水素やアンモニアなどのゼロカーボン燃料への移行や、CCUS(CO2回収・貯留・利用)といった最新技術の導入についても取り組みを推進するとしている。

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