
(画像:東京電力リニューアブルパワー)
東京電力リニューアブルパワーは5月29日、群馬県みなかみ町に所在する最大出力19MWの「水上発電所」について、リパワリング工事(水車・発電機の更新)を完了し、5月28日から運転を再開したと発表した。同社によると、水上発電所は2023年7月から運転を停止し、更新工事を実施していた。
水上発電所は、戦後の急激な電力需要の高まりに対応するため、奥利根電源開発計画の一環として1953年に建設された流れ込み式の水力発電所だ。主要設備は地下に設置され、最大毎秒16.7㎥の水を使用している。今回のリパワリング工事により、高効率の水車や発電機を採用し、設備性能の向上を図ったとしている。
経済産業省の事業計画認定情報によると、同事業は2021年度にFIT認定を取得。当時、出力5MW以上30MW未満の既設水力発電所のリパワリング案件のFIT価格は12円/kWhで、買取期間は20年間であった。
今回の設備更新は、1918年に運転を開始した神奈川県の4.4MW「内山発電所」や、1921年に運転を開始した長野県の1.2MW「土村第三発電所」などに続く取り組みとなる。
水上発電所を含めると、東京電力リニューアブルパワーはこれまでに31ヵ所の水力発電所でリパワリング工事を実施。また、同社は、リパワリングを含むグリーンプロジェクト資金確保のために、グリーンボンドを7回発行し、総額1,800億円を調達してきた。現在、同社は合計163ヵ所、合計出力約9.8GWの水力発電所を運営している。